プログラミングを始める人に進めるのは本による学習

プログラミングを始めたい人、もしくは始めて間もない人。そんな人が勉強のために用いるものの一つに、本があると思います。
インターネット上でも、プログラムに関する記事や説明は山ほどあります。それこそ、世の中に存在するプログラムに関する本の冊数と比べても、インターネット上の記事の方が、遥かに多いのではないでしょうか。
それでも私は、プログラミングを始めるタイミングにある人に強く進めるのは、本による学習です。
プログラムを始めるなら本から
ではなぜ、本による学習を進めるのかについて書きなぐっていきます。
- プログラムは文章だから
- 基礎はやはり大切
- 自分に合っているかをすぐに判断できる
プログラムは文章だから
まず第一に、これが最も強い理由です。
プログラムとは、結局は文章の集合体です。プログラムと聞くと、なんだか理系なイメージが強いかもしれませんが。そこはやはり何百行、場合によっては何千行何万行という文章を書きだし、それを結果としてはじき出すという行為は、小説のストーリーにも似ている気がしないでしょうか。
小説も、度重なる文章と文章の果てに、結末が訪れます。
文章を理解するというのは、もちろんパソコンやスマートフォンの液晶画面に映し出すことでも可能です。ですが、人の歴史を考えると、より深く理解するためには、やはり手に持ち質量を感じとることができる本という媒体によって、頭と体の両方で読み取るほうが優れている気がします。
Amazonをはじめとしたタブレット端末により、小説や雑誌を手軽に読めるというのは、科学の進歩を表現した素晴らしいことです。ですが、あまりにも手軽すぎると、言い換えれば困難を伴わないと、身に付く力や価値観もそれに見合っただけの結果で終わってしまいます。
本を手に取り、繰り返し読み返す。この行為こそが、人が学習するための最善の方法だと私は思います。
基礎はやはり大切
プログラムに限らず何事にも大切なのは、やはり基礎です。基礎なくしては、物事は成り立ちません。
本のいいところは、基本的にはその本に関する内容についての、基礎が載っているところです。「応用編」という類のサブタイトルが付いていない限りは。
インターネットで見かける、様々なプログラミング言語の説明を見てみると、明らかに本来の趣旨とは異なる内容が書かれていることが、ままあります。もしもそれを真に受けてしまい、スタートから間違った方向へ向かっているとしたら、これほど残念なことはありません。
本についても、全ての本に書かれている内容が完全に正しいとは限らないでしょう。ですがネット上の、誰が書いたとも知れない不特定多数がコピペだけで説明している、かもしれないものと比べた場合、その信用度には天と地ほどの差があるでしょう。
自分に合っているかをすぐに判断できる
本をパラパラめくる。これは誰しもが経験したことのあることでしょう。そしてそれを行う行為に隠れているのは、「自分に合っているかどうか」ということを、判断するためではないでしょうか。
例えば、
- ほとんどが文章で構成されている本なら読める
- 絵と吹き出しで構成されている漫画なら読める
というように、自分の趣向に合った本でないと、そもそも読む気にすらなりません。それを瞬時に理解する行為が、本をパラパラめくるという行為に表れています。
プログラムの本で文章ばかりの本というのは、私の経験上あまり存在しないように思います。読む人が少しでもわかりやすいように、図やイラストを使って説明しているのが大半です。
ですがその図やイラストにも、読む人の得手不得手があるハズです。
本であれば、1冊分の内容であれば、パラパラめくることで数秒とかからずに判断できます。ですがインターネットとなるとどうでしょうか。本1冊分もの情報を、数秒で判断するのはほぼ不可能です。
そういったことも、本ならではなの利点ではないでしょうか。
まとめ
プログラムを勉強しようとしている人のほとんどが、学生時代を過ごしている人、過ごしてきた人だと思います。
学生時代の勉強と言えば、やはり教科書や参考書といった、本による学習が多かったのではないでしょうか。プログラムの勉強も、結局はその延長です。
そしてなによりも、プログラムはそのほとんどがパソコン上、画面上で行うことになります。なら勉強くらいはアナログな本でして、目を休めたり気分転換するのが長続きする秘訣でもあると私は考えます。
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