元小学校教師がプログラミングを独学でも始めたきっかけ

私は、元小学校教師です。
1年前の今頃は、学校のグラウンドで生徒と共に走り回ったり、美味しい給食をワイワイ言いながら食べたり、そしてもちろん教壇に立ち勉強を含む様々なことを教えていました。
それが今では、民間の企業へ就職してあれやこれやといった業務をこなしつつ、空いた時間を見つけては1日に1~2時間ほどプログラミングを学習しています。教師だった立場から一転、生徒?となったようなものですね。
そんな私には、プログラミングというものを教えてくれる教師は存在しません。全て独学で学習しています。
今回の記事では、教師だった私が、なぜプログラミングを学習することになったのかを、紹介したいと思います。
プログラミングを始めたきっかけ
これまでの人生で、プログラミングに触れたことはただの一度もありませんでした。小学校でも、中学でも、高校でも、そして大学でも。パソコンに触れていたのは、教師だったときにエクセルや簡単なソフトを扱う、といった程度でした。
そんな私がプログラミングを始めたきっかけは、上司からこう言われたからです。「このサイトのここの情報を抜き取れるようにPythonを勉強して」と。Pythonとはプログラム言語の1つで、シンプルでわかりやすいコードが特徴の、世界中に愛用者が数多く存在する言語です。
「機械学習」という言葉を、一度は聞いたことがあるかもしれません。その機械学習を実現できるのが、Pythonです。例えば検索エンジンのGoogleも、Pythonを基に作られているようです。
話を戻して、プログラミングを言われるがままに始めたのですが、当然のことながら最初は何がなんだかわからないことの連続でした。常にインターネットで調べて、出てきた情報をとにかく「理解しようとする」ことに努めました。当然のことながら、「理解する」ということ自体、無理でした。
始めた、というよりも、始めさせられた、に近いプログラミング。ですがそんなプログラミングでも、いざ理解し始めると楽しくなってくるのだから不思議です。
独学でもなんとかなる
プログラミングを学習する上で、専門学校に通ったり、オンラインスクールで学んだり、経験者に教わったり、といったことは一切していません。全て独学です。
図書館で本を借りたり、中古の本を購入したり、もちろんインターネットで調べたり。そして上司は何も教えてくれなくても。そもそも基礎すら知らずに始めても、なんとかなるものです。上司に言われた「サイトの情報を抜き取る」というようなことも、インターネット上の情報を頼りに、学習を始めてからの1ヵ月足らずで実現できていました。
プログラミングを学習し始めて良かったことは、主に学習しているPython以外にも、HTMLやCSSといったwebサイトを構築するための言語も学ばなくてはいけない場面に出くわし、結果学ぶことになった、ということです。
そして独学で学習をし始めて良かったことは、「なんとかなるものだ」ということがわかったことと、何一つ教えてもらうことがないので全て自分で調べることになり、それがきちんと身に付いている、ということです。
全てを独学で学習しているというのは、もちろんいいことだけではないでしょう。独学で得た私の知識は、もしかしたら偏っている部分があったり、間違って覚えてしまっていることだってあるかもしれません。これまでも、「以前学んだこの部分は間違いで、正規の表現はこうだったんだ」と思い知らされる場面が何度かありました。
ですが、そういった間違いすらも自分で気付くことができて、前に進む感覚をしょっちゅう味わえるというのは、これも独学の醍醐味だと思っています。
学んだことで将来はどう変わるのか
学んだことを何に活かせるのか、どんなことが出来るのか、そしてどれだけの収入を得られるのか、といったことはまだまだ不透明です。ですがこれからの時代、プログラミングはIT業界のみならずサービス業界や飲食業界、その他様々な業界においても、必須となってくる分野です。
小学校でも、プログラミング教育は2020年から必須となるようです。国としても、優秀なプログラマーを輩出するために、小学生のころから学習させようということでしょう。民間企業からも、子供向けのプログラミング教材が数多く出始めています。
子供たちに負けないためにも、私もプログラミングを一生懸命学習して、世の中をアッと言わせることのできるサービスを実現させたいと思っています。
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