7月15日はファミコンが発売された日

1983年(昭和58年)7月15日、あなたは何があった日か覚えていますか。タイトルにあるので、もう分かりますよね。ちなみに私はまだ生まれていなかったので、上司に聞いた&ネットで調べた情報を書いていきたいと思います。
7月15日はファミコンの日
1983年(昭和58年)7月15日、任天堂より「ファミリーコンピュータ」、通称「ファミコン」が発売されました。この発売を記念して、7月15日は「ファミコンの日」と定められています。
当時の価格で、14,800円で発売されたファミコンですが、当時は東京都の最低時給が452円の時代なので、約33時間分、1日8時間労働とした場合は約4日間の給料で買えたということですね。当時家庭用ゲームとして販売されていた他のゲーム機の価格は3~5万円がほとんどだったため、それらと比べるととても安価だったようです。
ファミコンとは
任天堂から発売された「ファミコン」ですが、発売した年の販売台数は45万台、翌年165万台、1985年には374万台、1986年には390万台と、とても人気があるゲーム機でした。人気があった理由としては以下が挙げられます。
- カートリッジ方式のゲームソフト
- 2人で遊べる2人用のコントローラ付き
- グラフィックとサウンドに優れていた
- 国内で人気のアーケードゲームのソフトを販売
カートリッジ方式のゲームソフト
ファミコンが発売されるまでの間に日本で発売されたゲーム機のほとんどは、ゲームソフトが内蔵されたものがほとんどでした。なので、ゲーム機に内蔵されている以外のゲームはできなかったのです。
ファミコンはそれに比べて、ソフトを付け替えることで様々なゲームができたのです。これが、人気が出た1つの理由ではないかと思います。
いろいろなゲームソフトで遊べるといってもゲームソフトは、3,900~4,500円代がほとんどで、高くても5,500円だったそうです。今のプレステ4の新作ゲームソフトと比べたら安い方ですが、それでも少し高価な気がしますね。
2人で遊べる2人用のコントローラ付き
ファミコンには、コントローラーが2つ付いていました。それまでの家庭用ゲーム機にも、2人用のコントローラーが付いているものもありましたが、ほとんどが1人で遊ぶ用だったため、2人で遊べるコントローラー付きのファミコンは人気が出たのではないかと言われています。
実際に、友達の家でファミコンをした後、その友達もファミコンを購入するという流れで購入台数が上がったともいわれています。
上司も、「記憶にある限りでは小さいころに同級生の兄弟が持っていたファミコンで、年齢関係なく遊んだ記憶がある」、と言っていました。私の子供時代は、1人に1台ニンテンドーDS、という感じだったので、上司の記憶にあるような時代に生まれてみたかったです。
グラフィックとサウンドに優れていた
ファミコンが特にこだわったのが、グラフィックとサウンドです。当時人気のあったアーケードゲームにも劣らないグラフィックを実現することができたようです。
ファミコンはパレットシステムを採用していたようですが、なんと52色~56色(諸説あり)の中から選んで色を付けることができました。それまでの家庭用ゲーム機がモノクロ画面や色の少ない画面で表現されることがが多かったため、多彩な画面が人気を得たようです。
サウンドに関しては、PSG音源と呼ばれるものを使っていたので、ファミコンでは最大「4音」同時にならすことが可能でした。メロディー、ベースライン、リズムや効果音を同時に鳴らしていたので、今までの家庭用ゲーム機にはない音楽を作ることができたそうです。
また、キャラクターの行動による効果音(攻撃音や、アイテム取得音など)が出るときに、BGMが途切れてしまうと不自然だ、ということで4つの音の制約がありながらも、いろいろと工夫して作られたそうです。
こういうことを上司に聞いたところ、「確かに音楽は今聞いても聞き入ってしまう中毒性があるものが多い」と言っていました。通称ピコピコ音というらしいです。
国内で人気のアーケードゲームのソフトを販売
これが、一番の人気の理由だと思います。ゲームセンターなどに行ってやっていたアーケードゲームが家庭でできるということが、人気の理由だったそうです。しかも、1つのゲームだけでなく、様々なアーケードゲームができたのです。
人気なもので言えば、「ドンキーコング」があったそうです。「ゲームセンターに行かなくてもドンキーコングが家でできる!」と、喜ぶ子供たちが多かったようです。そして、今でも人気の「スーパーマリオブラザーズ」や世界で爆発的な人気を誇った「パックマン」などもゲームソフトとして販売されました。
関係あるかないかはともかく、私もPython(プログラミング言語)でパックマンをそのうち作ってみよう、と目論んでいます。
まとめ
今の家庭用ゲーム機の先駆けとなったファミコン。今もレトロゲーム機として、人々から愛されていますね。
何年か前にはファミコンの復刻版として「ニンテンドークラシックミニファミリーコンピュータ」も発売され、昔を懐かしむ人達が購入したそうです。そんな人気なファミコンで、私もいつか遊んでみたいですね。
経費で買ってくれないか、交渉してみたいと思います。
あなたにオススメの記事