第51回三鷹阿波踊りに行ってきました

阿波踊りといえば徳島の伝統の踊りです。そんな四国徳島の伝統的な踊りが、なぜか、日本各地で踊られているのです。
とても不思議な光景ですが、今回は日本でも大きな、阿波踊りイベント「三鷹阿波踊り」に行ってきました。
もう1ヵ月以上も前のイベントですが…。
52回を迎える三鷹阿波踊り
日本の三大阿波踊りといえば、本家徳島と、高円寺阿波踊り、南越谷阿波踊りですが、三鷹の阿波踊りも有名な阿波踊りのイベントの1つです。
昭和43年(1968年)から始まった、「三鷹阿波踊り」ですが、今年で52回目を迎えました。
52年も続いているということで、伝統的な祭りになりつつあることがわかりますね。
三鷹阿波踊りは、三鷹市で活動する18連のほかに、八王子や井之頭、小金井からも参加し、大いに盛り上がりました。
28連参加の大迫力流し踊り
総勢28連が参加した三鷹阿波おどりですが、このイベントの最大の魅力は、三鷹駅前から、中央通りまでの道路で行われる流し踊りです。
1つの連の踊りが終わると、次の連の踊りがすぐ始まるのでずっと見ていても飽きない構成になっています。連ごとに踊り方やアピールの仕方、衣装も違い、とても楽しむことができました。
女踊り
赤と黄色の衣装の八王子千人連の皆さん。
息が合っていてきれいに見えます。
このように、華やかな浴衣に、編み笠を深くかぶり、下駄を履いて踊るのが、女踊りと呼ばれるそうです。おしとやかに、上品に艶やかに踊ることが良しとされているようです。
衣装の色が変わるだけで、女踊りの華やかさもまた違って見えますね。
参加していた女性の方たちもとても艶やかに見えました。
三鷹シルバー連という名の通り、若い女性だけでなく、おばあちゃんたちも鮮やかな浴衣を着て、艶やかな阿波踊りを披露してくれました。
男踊り
艶やかな衣装とはうってかわって勇ましい男踊りを見せる少女たち。
阿波踊りの男踊りは、男性だけでなく女子や、子どもたちが踊ることもあるそうです。
少女たちに負けじと、大人の男たちもかっこいい男踊りを見せてくれました。
ちびっこたちも可愛い阿波踊りを披露してくれました。
男踊り、女踊りを見ていると、年齢、性別関係なく、誰もが楽しく踊れるのが阿波踊りなのではないかと思わされますね。
最近はLGBTに配慮して、男性でも女踊りを選択して踊ることも可能なようです。
阿波踊りを盛り上げる囃子(はやし)
阿波踊りのメインはもちろん踊り子ですが、踊り子も音楽がないと踊れません。そこで、踊り子たちの後ろから、いろんな楽器の音色で阿波踊りをもりあげてくれるのが囃子(はやし)とよばれる音楽です。
主旋律を弾く三味線。浴衣に三味線という組み合わせが素敵ですね。
阿波踊りを盛り上げてくれる太鼓を叩く人。力強い重低音が周囲に響きます。
懐かしい音色を奏でる笛。これは、阿波踊り専用の篠笛と呼ばれる笛だそうです。
あまり注目されないようですが、この音楽がないと阿波踊りは始まりません。
音楽と、艶やかな踊り、勇ましい踊りが合わさって、迫力のある阿波踊りを見ることができました。
いろんなパートを紹介しましたが、どの連でも、踊り子も囃子も、みなさん笑顔で輝いていました。
参加者の笑顔と、跳ねるような踊りから楽しんでいる気持ちが伝わってきますね。
誰でも参加できる「飛び入り連」
三鷹阿波踊りの魅力はまだあります。その中の1つに、誰でも参加できる「飛び入り連」があります。
「飛び入り連」とは、連に所属していない観客でも、自由に流し踊り会場で阿波踊りをすることができる連のことです。阿波踊りの陽気な音楽と、真似したくなるようなステップに誘われて、外国人から、小さい子供まで飛び入り連に参加していました。
上手な方が何人もいて不思議でしたが、それほど、阿波踊りというものが全国に浸透しているのでしょうか。
この飛び入り連ですが、昔は、たくさんの阿波踊りイベントにもあったようです。しかし、観客のマナーが悪く、けがや事故の元になるということで、飛び入り連を廃止したイベントが多いそうです。
他のイベントで廃止されていく「飛び入り連」が三鷹阿波おどりにはまだ残っているのがとても魅力的ですね。観客も一緒に盛り上がれるイベントとしてこれからも残してほしいですね。
写真コンクール
たくさんの連が参加し盛り上がりを見せた三鷹阿波踊りですが、これだけで終わりではありません。
イベント終了後には、「写真コンクール」が開かれ、当日写真を撮ったカメラマンたちが競い合うのです。そのため、当日の会場にはカメラを持った人がたくさん駆け付けます。
私も腕試しということで、初となる「写真コンクール」に応募してみました。
残念ながら落選してしまいました。
もっと上手になりたいですね。
写真コンクールまで開催される「三鷹阿波おどり」。三鷹だけでなく、全国でたくさんの人々に親しまれている阿波踊りがこれからも伝統として残っていくといいですね。
私もその迫力と素晴らしさが写真で伝えられるようにしていきたいです。
あなたにオススメの記事