地元民に愛される熊野神社例大祭

東京都言えば、ビルや道路のコンクリートの街というイメージが強いですが、東京に住み始めてみると、都会とは正反対な厳かな神社がどこにでもあることに気がつきました。今回はそんな神社で行われた地元民に愛される例大祭へ行ってきました。
板橋区前野町の熊野神社
今回は、ブロードバリューの所在地である、東京都板橋区前野町にある「熊野神社」へ行ってきました。
近くには、イオンスタイル前野町や、ビバホーム、さやの湯処と呼ばれる温泉もあり、とても賑わっています。大通りから離れて車の通りが少ない道に入ると、「熊野神社」が見えてきます。
全国各地にある熊野神社
前野町にある熊野神社ですが、実は全国各地にあり、数えると3,000社以上あるようです。
主となる熊野神社は
- 熊野三山…和歌山県
- 熊野神社(南陽市)…山形県
- 熊野皇大神社…長野県
となっており、「日本三熊野」と総称されています。
熊野神社の御祭神は各地で様々ですが、「伊奘冉尊(いざなみのみこと)」や「伊弉諾尊(いざなぎのみこと)」が多いように感じられます。
前野町の熊野神社も「伊奘冉尊(いざなみのみこと)」や「伊弉諾尊(いざなぎのみこと)」を祀っています。各地の御祭神について調べてみるのも面白そうですが、そろそろ本題に行きましょう。
地元民に愛される「熊野神社例大祭」
前野町の中でも賑やかな場所に位置する熊野神社ですが、9月中旬になると、毎年例大祭が行われます。この例大祭は別名「二丁目子どもまつり」とも呼ばれているそうです。
お世辞にも広いとは言えない神社では、参道や、境内も含め、所狭しと露店がありました。
参道の塀?越しに商売している様子はなんとも不思議な光景でした。
まず、はじめに目をつけたのは、地元のお母さんたちが作るもつ煮。
値段は200円と、とっても良心的。大根や人参、御坊など、とても具たくさんでおいしかったです。温かく美味しいもつ煮で、心も温かくなりました。
参道でおいしそうな匂いと煙を漂わせている焼き鳥もおいしかったです。これまた、1本100円というありがたい値段。
その場で焼いてくれるのでおいしく食べられました。
写真映えさせようと次に買ったのは、夏祭りの定番のかき氷。今回は、ぶどうと、メロンをチョイスしてみました。
鮮やかな緑がきれいですね。
ぶどう味のかき氷にはなぜか棒状の氷も付いてきました。もちろん美味しくいただきました。
このかき氷も1杯100円という安さで、子どもたちに人気でした。
美味しいソースの匂いにつられて近くまで行きましたが、人気のため、売り切れてしまった焼きそば。
食べたかったですね。
自然の多い東京では田舎の方だと思われる前野町ですが、おしゃれな入れ物にはいった綿菓子もありました。
少なく感じますが、これはこれでいいのでしょうね。
人ごみの中ふと目を下に移すと、木につけられた蚊取り線香がありました。
とても風流な情景です。
「二丁目子どもまつり」という名前の通り、食べ物の他にも、子どもたちが楽しめる遊びももちろんありました。
カラフルなヨーヨー釣りにはたくさんの地元民が引き寄せられていました。
浴衣の姉妹も取ったヨーヨーを持ちながら嬉しそうに歩いています。
この他にも遊べる露店はありましたが、人が多く、写真を撮ることはできませんでした。
とても地元民に愛されている例大祭なのがわかりました。
祭りの運営・手伝いは地元民が行っている
たくさんの人で溢れかえり、大成功を収めた「熊野神社例大祭」ですが、地元民の協力によって行われているそうです。
「熊野神社」というかっこいい法被を着た背中が、地元愛を騙っていますね。
心のこもった食べ物を良心的な値段で提供してくれる「熊野神社例大祭」地元の愛と情熱で、今後も伝統が守られてほしいですね。
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