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Python基礎編:辞書(ディクショナリー)の出力

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Python基礎編:辞書(ディクショナリー)の出力

Pythonに関する記事ではこれまでに、リストやタプルといったデータ型の作り方や、出力、変更、削除の方法を説明してきました。

今回の記事では、同じデータ型の「辞書(ディクショナリー)」と呼ばれるものについて説明していきたいと思います。

辞書(ディクショナリー)とは

Pythonにおける辞書(ディクショナリー)とは、これまでに学習してきたリストやタプルと同様、複数の要素を入れた箱のようなものです。ただし、リストやタプルではインデックス番号と呼ばれるものがあると同時に順番が決まっていましたが、辞書には順番がありません。

そのかわりに、「key」と呼ばれるものを指定することができます。

リスト、タプルとの違い

辞書とリストやタプルとの違いを見てみましょう。仮に数学のテストをしたとして、点数をデータとして入力してみます。

リスト

math = [ 85 , 60 , 99 , 24 , 100 ]

タプル

math = ( 85 , 60 , 99 , 24 , 100 )

辞書(ディクショナリー)

math = {'佐藤':85,'鈴木':60,'高橋':99,'田中':24,'伊藤':100}

こうして並べてみると、違いがよくわかりますね。リストは「[](ブラケット)」、タプルは「()(丸かっこ)」を使いましたが、辞書では、「{}(波かっこ)」を使用します。

ちなみに「{}」は「中かっこ」と呼ばれることもありますが、この呼び名は好ましくないと考えられています。よって呼び名は「波かっこ」で覚えましょう。

では、先ほどの辞書の「{}」の中を見てみましょう。「’(シングルクォーテーション) : (コロン)数字」となっています。「”」で囲まれている方が「key(キー)」と呼ばれるもので、コロンの後ろの数字が「value(値)」と呼ばれるものです。

1つのkeyに対してvalueを設定しています。この2つは、「2つで1セット」という考え方なので、この辞書には5つの要素があるということになります。

リストやタプルでは、番号順にしか取り出すことができません。しかし辞書では、このkeyを指定することで、番号順ではなくても、そしてどの場所にあっても値を取り出すことができるのです。

出力

それでは辞書の出力です。まずはそのまま出力してみましょう。

と入力し、出力した結果が以下です。

これはリストやタプルと同じ方法ですね。

要素を取り出す

では次に、「key」を指定して値を取り出してみましょう。例えば、「佐藤さんの数学の点数が知りたい」というときには、次のように入力します。

と入力し、出力した結果が以下です。

出力結果は、佐藤さんの「85点」という値が取り出せました。ついでに、鈴木さんと伊藤さんの点数も取り出してみます。

と入力し、出力した結果が以下です。

それぞれの点数を取り出すことができました。リストやタプルのように、インデックス番号を指定するよりも簡単ですね。

keyの一覧の取得

keyだけを出力する方法です。

print (辞書名.keys())

で取得できます。では、辞書「math」のkey一覧を取得してみましょう。

と入力し、出力した結果が以下です。

すべてのkeyが取得できました。これで、名簿にある全員の名前がわかりました。

valueの一覧の取得

valueもkeyと同様、一覧を出力することができます。valueを出力するには以下のコードを入力してください。

print(辞書名.values())

では、「math」の点数一覧を取得してみたいと思います。

と入力し、出力した結果が以下です。

すべてのvalueが取得できました。名簿内全員の点数だけがわかりました。

このように、keyとvalue、どちらか一方だけを出力しても、出力結果が何を意味しているのかがわからない場合があります。そんなときには、これから説明するkeyとvalueの両方を同時に取得することで解決します。

keyとvalueを同時に取得する

それでは、keyとvalueを同時に取得する方法です。同時に取得するにはitems()を使います。

print(辞書名.items())

では、辞書だけの出力と、items()を使っての出力を、比較してみましょう。

と入力し、出力した結果が以下です。

print(math)だけでは辞書がそのまま出力されているのに対し、items()を入れることで1つの要素のkeyとvalueのリストが返ってきています。この方が、どの要素なのかよくわかりますよね。

要素数の確認

最後に要素数の確認もしておきましょう。先ほどのitemsで出力された結果を見ると、全体で5つの要素に分かれているので、出力結果は「5」となるはずです。要素数の出力は

print(len(辞書名))

と記入します。これはリストやタプルと同じですね。

と入力し、出力した結果が以下です。

先ほど説明した通り、「5」と出力されました。

「5」と出力されたことで、「辞書はkeyとvalueの2つで1つの要素」だということを示せたことにもなります。

まとめ

今回の記事では、辞書(ディクショナリー)の基本である出力について説明しました。次回は辞書の変更や削除について説明します。

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